島歩記 =shimaaruki=
移住地種子島での家族の記録
TITLE : 大いなるもの

11月20日
出産予定日の朝 そっと家を抜け出して虹の丘まで上り坂を歩いた。
10ヶ月間お腹の中で元気に育ってくれてありがとう
そして無事に生まれてきてくれますようにと祈りたくて。
雲空の切れ目からわずかな時間顔を見せてくれた朝日
優しくて明るい日の光を見て
「今日出てこない?一緒に頑張ろうよ」とお腹をなでたとき
その手をポンッと我が子は優しく蹴り返してくれた。
その日の健診では「もう今日にも産まれていい状態」との診察。
大きさは3670グラムに。。
夜に陣痛がくるんじゃないかと期待したものの
やはりその日も もう2週間以上続いている前駆陣痛のみで終わった。
翌日の3連休の初日
朝から立ち歩くとすぐにお腹が硬く張ってなかなか戻らない状態。
隣町で用事を済ませた後に念のために病院に電話し相談してみた。
「一応診察してみましょう」とのことでそのまま北上。
モニターでは微弱陣痛 診察の結果今晩くるんではということで
家も遠いしそのまま入院となった。
でもやはり強い陣痛にはいたらない。。。
周りで聞こえる生まれたての赤ちゃんたちの泣き声を聞いて
私も早くこの子の声を聞きたい、抱きしめたい 気持ちは募った。
もしかして出てきたいのに出る力が足りないんじゃないかな?
それなら助けてあげたほうがいいんでは?
へその緒が2重に首に巻き付いていることから心配が増す。
それともあの「がんばる!」って蹴り返してくれたあのメッセージは
ママの受け取り違いでまだお腹に居たいだけなのかな?
そんなことを考えながら迎えた日曜の朝。
陣痛も微弱ながらにあり子宮口も前日よりもさらに開いているとのこと
先生も「へその緒のせいで降りずらく強い陣痛がつきづらいのかも」と。
このまま経過を見るか バルーンや促進剤で陣痛を強くして
お産に持っていくかと提案をされた。
あと一押しのはずだからバルーンで子宮口をもう少し広げるだけでも
いけるんではないか そうすれば夕方には産まれるでしょうとのことで
手伝いをしてもらって産むことを決めた。
でも朝9時から夜8時まで陣痛促進を促したものの
結局お産にはいたらなかった。
陣痛の痛みもかなり強くなり 間隔も2分まで縮まったりもして
このままもうすぐ産まれるんだと思い頑張ったけれど
子宮口は6割ほど開いたきり進まなくなった。
赤ちゃんが生まれたい日じゃなかったみたい。
「その時が時期ではなかった場合促進してもお産にいたらないこともありますよ」
と言われていた助産師さんの言葉通りとなった。
促進剤の追加は選択せずに点滴を外すと数時間で陣痛は消えてしまった。
そして赤ちゃんはやっと終わったかとでも言うように元気に大暴れ。
とにかく元気でいてくれることに1番感謝。
お産の道の半分までいったのに出てこなかったなんて
きっと意思の強い女の子なんだね☆
もうすぐ会えると頑張ったけど会えなかったこと
手伝いがいるのかと思ったらそうではなかったらしいこと
結局は薬の刺激で赤ちゃんを疲れさせてしまっただけになったこと。。。
でもそんな思いも助産師さんの言葉に救われた。
「全てのことに意味があるのよ」
そうだね 手伝ってもそれがいらなかったとわかれば
あとはわが子の意思を尊重して待ってあげればいい。
「お医者さんやお母さんでもわからない
大人の力には及ばない 赤ちゃんには大いなる力があるからね
あとはそれにゆだねてあげたらいいのよ」
翌朝になっても陣痛は治まったまま。
そのまま入院して様子をみることも
タイミングを見計らって再度促進する選択もあったけれど
退院してのんびり自宅でその時を待つことにした。
昨日は家に帰ってきて心と体の疲れが一気に出たのか
いっぱい泣いてしまったけど おかげで今日はスッキリ♪
母がいてくれて本当に助かっている。
パパとテツもみんな一緒に頑張ってくれた。
島生まれになるお腹の娘はのんびりマイペースなんだね。
ママもゆったり待つからね!
TITLE : 母の力

やっと晴れた水曜日
赤ちゃんはまだお腹の中。
母が来て4日目
お腹の娘を入れると女3世代
ビーチをお散歩したりカフェでゆっくりランチをしたり
出産前の貴重なホリディのような1日を過ごした今日。
太陽の光をたっぷり浴びて
海と緑のパワーをいっぱいもらって充電はバッチリ。
母にはこの3日で保育園やスーパーへの道を覚えてもらったり
乗りにくい私のマニュアル車にも慣れてもらったり
産後の準備もできました。
出産直前になり陣痛の痛みを思い出して怖くなっていた私
母が来てすっかりと消えた不安。
そばにいてくれるだけで絶大な安心感 静まる心。
母の力はテツにも。
先週から続いていた頻尿が母が着いた直後から
急に間隔があき もうほとんど元通り。
同じく先週からできなくなっていた保育園でのお昼寝も
今週からまたできるように。
元気も食欲もアップしたし すごいばあばパワー!
母が来てくれて欠けていた何かが満たされたみたい。
自分が娘を抱く前にこうして母の娘としての時間が持てて
良かったな 必要な時間だったのかなと思う。
母の力に感謝です 私も母のような母親になりたいな。。
毎日 今日かな今日かなと期待しながら
母と穏やかな時間を過ごしたり
退院してご近所の家に戻ってきたお友達と
ゆったりマタニティタイムを過ごしたり
出産のそのときを待っている日々です。
TITLE : 明日

いよいよ明日この景色の中に彼女が帰ってくる。
3ヶ月間 病院でお腹の赤ちゃんをしっかり守り
やっと もう大丈夫!と太鼓判を押されて明日退院の日を迎えるお友達。
家族が顔をそろえるのは週末だけだったこの3ヶ月
誰もが寂しく辛い思いをしながらも全員で頑張り通したお友達一家。
本当によく頑張りました!
彼女がまだ入院しているうちに出産したいなという思いもあったけど
ここで「おかえり」と迎えられることのほうが今は嬉しく思える。
きっとほんのわずかな時間だろうけどマタニティタイムをここで共に過ごせるね♪
そしてもう1人この景色の中に、、、明日北海道から母が来てくれる。
出産してからの予定だったけれど
どの道もうすぐだろうということで都合のいい日曜日の移動となった。
テツのときも里帰り出産ではなかったから
臨月の大きなお腹を母に見てもらうのは初めて。
これでいざというときも心強いな♪
予定日1週間前だった昨日の健診。
先週、昨日と推定体重に修正があり3週間前で3400gと言われていたけれど
どうやら今で3300g前後とのこと!
300gくらいの誤差はあるだろうけど多めにみても3600gならいける!
そして胎盤の機能もどんどん衰えているし
赤ちゃんの器官はもう成熟しきっているから
これ以上あまり大きくならないでしょうとのことで一安心♪
大きさの不安がだいぶ解消されて一気に気が楽になった。
週明けには新型インフルエンザワクチンも産院に入荷するらしく
予定日の近い人から優先ということで私が今のとこ最優先者らしい。
打ってから産んだほうがやはり安心かなぁ。
とにかくあとは気を楽にその時がくるのを待つのみ☆
さぁ明日はスペシャルな日♪
2人とも待ってるよ〜!
TITLE : 兄妹

保育園へのお迎えはできるだけ早めに行っている。
帰り道に公園か海へ寄りしばしの親子の時間。
暗くなるのがどんどん早くなってきて減ってきたこの時間
もうすぐ一時的になくなってしまうこの時間。
ここ数日で一気に赤ちゃん返りしているテツ。
「はやくでておいで」ってお腹をなでてくれるお兄ちゃんだけど
残りわずかな1人っ子の時間はめいいっぱい甘えたいんだよね。
そんなお兄ちゃんにもう少し時間をあげたいのか
夜中の咳がなかなか治らないママの回復を待ってくれているのか
この数日続いている悪天候を避けてくれているのか
赤ちゃんはまだお腹の中。
胎動は静まるどころかせまいんだろうな、、毎晩大暴れで
ママを泣かせてくれています。。。
大きさが気になってできるだけ早く、、、とは思っているけど
いつこの世界に出てくるか決めるのはあなた。
その日がきっとどの日よりも1番いい日なんだと信じて
みんなで準備して待っているからね♪
さぁどんな兄妹になるのかな☆
TITLE : Last maternity photo
種子島に吹く海ナ日々 〜HAPPY in THE SUN〜
Okayoさんが撮ってくれた写真。
残りわずかな尊い時間を 素敵な記念に残してくれました。
宝物 ありがとう。
前駆陣痛が続いている。
きっともうすぐもうすぐだね☆
Okayoさんが撮ってくれた写真。
残りわずかな尊い時間を 素敵な記念に残してくれました。
宝物 ありがとう。
前駆陣痛が続いている。
きっともうすぐもうすぐだね☆




